【被害対応】無闇にエゴサーチをしない
ネットいじめやネット誹謗中傷被害の被害を受けている時は、情緒不安定な状態になり冷静な判断ができなくなります。
被害に遭った時は深く考えすぎず、ネット上での反論や仕返しをしないことが望ましいです。
余計な感情を抱いたり行動に移さないためにも、ネット被害を受けている時や不安要素を感じた時でも無闇にエゴサーチしないようにしましょう。
エゴサーチとは
エゴサーチは、自分の学校や職場の評判などを掲示板、SNS等でリサーチすることです。
2chやポータルサイトのレビュー、転職サイトの口コミなど、ネガティブな評判ばかりの情報源が非常に多く、
ネガティブワードと一緒に検索すれば、幅広い情報が出てくるものです。
自分の身近な環境についての評判や、その中で自分に対しての悪評が書かれていないか気になってしまうものですが、無闇にエゴサーチすると事態が泥沼化しやすいです。
エゴサーチが有効な場面
エゴサーチは、経営者や管理者が利用者の正直な感想を知るために活用されることが多いです。
お客や取引先、従業員の正直な感想と、抱いている不満を見ることで問題点を分析し、より良いサービス提供に役立てることができます。
もちろん、全ての意見を鵜呑みにしているワケではないですが、エゴサーチをすれば品質向上に必要な情報が手に入ることがあります。
特に飲食店や小売店などのサービス業や、離職率が高い勤務先ではエゴサーチする重要性が高いです。
このように企業やお店、サービス提供者に対してのエゴサーチは有益な意見を知ることができますが、
個人を相手にした意見の多くは、誇張表現した誹謗中傷ばかりです。
簡単に直せるような問題を指摘する投稿は少なく、何をやっても否定するような人が投稿しているので、情報を見ることで感情的になってしまうリスクがあります。
エゴサーチすると加害者になる可能性が高まる
エゴサーチをしていると自分以外の人が標的になっていたり、間違った情報の投稿が見つかるかもしれません。
掲示板やSNS以外を含めてネット被害を受けている状況で、自分や他の人へのネガティブな情報を見ると、反論や自分の思っている意見を言いたい気持ちになります。
結果的にエゴサーチしたことをキッカケに、自分への誹謗中傷がエスカレートしたり、
他の人に対する誹謗中傷の加害者になってしまうことが多いです。
そして、常に最新の投稿内容が気になるようになって、仕事や学業への集中力が弱まるなど、様々な弊害が発生します。
自分自身に直接的な誹謗中傷の情報がネット上に出回っていないか確認すうるのは良いことですが、
職場や学校など範囲を広げたエゴサーチは無闇にしない方がいいです。
特に、LINEやSNSなど身近な人からのネットいじめや誹謗中傷を受けている場合は、
些細な投稿でも過剰反応を起こしやすいので、感情的になる原因を作らないように努力しましょう。