気づかないうちに加害者になってるかも!?ソーハラ・フォトハラってどんなこと?
ネットいじめは些細なことがキッカケになることが多く、気づかないうちに加害者になっていることもあります。
昨今、問題視されているのが「ソーハラ」、「フォトハラ」と呼ばれるSNSを活用したハラスメントです。
相手を陥れようとする気持ちがなくても、SNSの活用方法が悪いと周囲に迷惑をかけたり、
SNSで繋がっている友人・知人の立場を悪くさせてしまうことがあるので注意しましょう。
『ソーハラ・フォトハラとは』
ソーハラはソーシャルハラスメントの略。フォトハラはフォト(写真)ハラスメントの略です。
ハラスメントは嫌がらせの意味を持っていて、
SNSを活用した嫌がらせや相手が不快に感じる投稿や対応が問題視されています。
ソーハラの事例
- 無許可でSNSにタグ付けした
- SNSで無許可で実名を出した投稿をした
- 自分が投稿した内容に対して、いいね、シェア、リツイートなどのリアクションを強要した
SNSで投稿する人は、より多くの人に見てもらってリアクションしてもらいたいと思っているものです。
リア充アピールの投稿に対して、いいねの数が多ければ人望が厚いものだと勘違いする人が多数います。
自分の友人や友達だけではなく、より多くの人に見てもらう目的や、
タグ付けや名前をつけることで自分には良い友達がたくさんいることをアピールしようとする人間心理が働くのがSNSの特徴です。
しかし、タグ付けや名前を付けられた友達は、いい迷惑だと思っていることが多く、
なかにはソーハラからネットいじめや人間関係のトラブルに発展するかもしれません。
たとえば、同じ日に職場の先輩と地元の友達から遊びに誘われて、職場の先輩からの誘いを断っていたとします。
なおかつ、地元の友達を取ることを伝えられずに、家の事情など適当な嘘をついていることも多く、
地元の友達のSNSでタグ付けされた場合、誘いを断った職場の先輩とトラブルに発展します。
予定の問題だけではなく、こういう遊び方をしている姿を他の人に見られたくないと思っている方もいるので、
タグ付け、名前付けをする場合は必ず本人に許可を取るようにしましょう。
フォトハラとは
フォトハラは、ソーハラの一種に分類され、掲載する写真を活用して嫌がらせをする行為です。
たとえば、仲間同士でふざけて撮った写真を、無許可でSNSに投稿されたらどうでしょうか?
写真を撮られた人は仲間内で楽むだけの内容だと割り切っていたのに、SNSでアップされることで、
ネットいじめをするような人に見られることもあります。
また、人によってはSNSで現在の自分の写真を見られたくないと思っている人もいます。
特に歳を取ると体型や髪の毛の量、肌質など若い頃に比べて退化した姿にコンプレックスを抱いている人が多いです。
友人・知人と一緒に写った写真をアップすればリア充アピールになりますが、
無許可で顔写真を掲載する行為はマナー違反になるかもしれないことを覚えておきましょう。