愚痴や不満をネット上に残さない・発信しない
愚痴や不満は些細なことでも誹謗中傷やネットイジメ、炎上の原因になるので、軽い気持ちで多数の人が閲覧できるネットへ残さないようにしてください。
直接の友人・知人へ対する誹謗中傷ではなく、自分自身への不満や愚痴ならOKだと軽く考える方が多いです。
しかし、ネガティブな投稿は見る人からは「こんなことで不満を抱いているの?」、「考え方がおかしい」などと過剰な反応をされる恐れがあります。
発信したい内容を正しく理解されないこともあるので、ネガティブな投稿は全てネット上に残さないようにするのが無難です。
主なトラブル事例
身近な人など誰にも迷惑をかけない愚痴や不満でも、炎上やネットイジメの対象になるケースが多数あります。
よくあるトラブル事例をまとめました。
仕事に対する不満(休みや休憩が取れないなど)
同僚から見れば、不満を言う以前に人よりも仕事をしていないなど、揚げ足を取るような受け止め方をされます。
また、周囲を蹴落として自分の評価を上げようとする人がいると、職場へ報告されて立場の悪い状況へ追い込まれるケースがあるので注意しましょう。
芸能ニュースに対する意見
芸能ニュースに対する意見を発信すると、否定的な意見が集まって炎上する可能性があります。
既存のネット情報を否定するような発言は、見る人に誤解を与えることが多いので注意しましょう。
本人にバレる
特定の人へ対する愚痴を絶対にバレないだろうと思って投稿してバレるトラブル事例が多いです。
信頼している身近な人経由で愚痴の対象になった本人へ情報が流出する恐れがあるので、本人は絶対に見ないだろうと思って愚痴や不満を書き込みしてはいけません。
ネガティブな発言に対する否定
たとえ正しいことでもネガティブな感情を文章・言葉にして発信する行為そのものを嫌がる人がいます。
朝起きて「まだ眠い」といった些細な言葉ですが、わざわざSNSに投稿するなと厳しい視線を向ける方が多いです。
世の中の人はみな、多かれ少なかれ不満やストレスを抱え、我慢しながら生きているものです。
誰もが思い、何気なく口にしているようなことでもネット上で発信するだけで攻撃の対象になる恐れがあることを覚えておきましょう。
匿名投稿でも危険
愚痴や不満はTwitterのサブアカ、匿名掲示板であれば問題ないと思われる方が多いですが、匿名投稿が特定されてトラブルに発展する場合が非常に多いです。
特に愚痴や不満の矛先を実名で紹介している場合や、過激で行き過ぎた内容の発言、職場関連の愚痴や不満は注意が必要です。
正式な方法で特定されることも
相手を名指しで誹謗中傷した場合、Twitterや掲示板などの管理者に申立をすることで、投稿した人物を特定できるケースがあります。
実際に芸能人を相手にした不適切発言で訴訟を起こされて賠償金を払った事例もあります。
匿名やSNSのサブアカなら何でも発信して良いものではないことを覚えておきましょう。
身内が見れば分かる内容
実名を出さなくても見る人によって相手が誰か分かる内容は、何かのキッカケで都合が悪い人に見られるケースが多いです。
匿名投稿であっても、愚痴や不満の内容によっては投稿者を推測されるので注意してください。
自分に関連したネガティブな情報を確認した人は、誰が発信したのか見破る勘が鋭いものです。
職場で犯人捜しをされることも
仕事や職場に対する不満を転職向けの掲示板やGoogleの企業情報レビューに投稿する方がたくさんいます。
会社から見ればネット上のネガティブな情報は、取引先や顧客からの信頼を失い、求人広告を出しても優秀な人材が集まらない状況に陥ってしまいます。
会社はネット上の風評被害に対して非常にシビアで、明らかに現職のスタッフが投稿した内容があれば犯人捜しが行われるケースがあるので注意しましょう。