忍び寄る恐怖!ネットストーカーの実態
ネットストーカーはサイバーストーカーとも呼ばれ、
インターネットを活用して特定の人に付きまとったり、
個人情報を特定してリアルなストーカーや嫌がらせを行う行為です。
ストーカーは異性を対象に行われるものですが、
ネットストーカーは同級生や同僚など、身近な人をターゲットにしたり、加害者が複数名になるケースが多いです。
ネットストーカーのターゲットに遭うとプライバシーが侵害され、
常に誰かに監視されているような恐怖感を抱きます。
『ネットストーカー被害の一例』
ネットストーカーはエスカレートすると、SNSの投稿内容やプロフィール、
本人が写った写真やサイトの閲覧履歴などから個人情報を特定します。
サイバー犯罪クラスの被害は少ないですが、ネットストーカーは些細なことから始まるケースが多いです。
たとえば学校や仕事を体調不良で休んでいる中で、少し体調が回復したので近くのコンビニやスーパーに買い物へ行ったとします。
そこで、たまたま通りがかった同級生や同僚と遭遇した場合、普通なら直接声をかけて「もう平気なの?」などと症状を確認され
「少しよくなったから、お茶と食事を買いに来た」などと返すやり取りで終わります。
しかし、現代ではこうしたシチュエーションで声をかけずに、写真に撮ってSNSやグループチャットに投稿するトラブルが増えています。
本人の症状を確認せずに「こいつ体調不良なのに、普通に外出していた。
「ズル休みしてる」などとSNSに投稿されれば、誤解する人が続出して立場が悪くなります。
さらに、この投稿を見た人が面白がって、違う場面で遭遇したら再び写真を撮ってSNSやLINEのグループチャットに投稿されるなど、次第にストーカー行為の内容がエスカレートしていきます。
ネット社会では、人の揚げ足を取ろうとする人が多く、
日常的な些細なやり取りを通じてネットストーカーに発展するケースが増えています。
ストーカー行為は次第にエスカレートしていく共通点があり、リアルの世界がキッカケでも、
エスカレートすればプロフィール画像の背景やSNSの投稿などから、
様々な推測をされてネット上に晒されていくのがネットストーカーの恐ろしさです。
誰もが被害を受けるリスクがあり、被害者も最初は周囲がふざけているだけだと思って被害に実感しないまま、
生活や精神状態に悪影響をきたして深刻な事態へ発展する恐れがあります。
危害を加えないストーカーも
ネットストーカーには複数の種類があり、SNSの投稿をチェックするなどして
相手の行動を把握しようとするだけのパターンもあります。
些細なネットストーカーは女性が加害者になることも多く、
ライバル視や仲良くなりたいと思っている友人・知人にネットを通じて近づこうとする思惑も持っています。
なかには、行動パターンを把握して偶然を装って会う状況を作ったり、
SNSのコメントに対しての返信内容がそっけないだけで不機嫌になられることもあります。
SNSのやり取りや閲覧を通じたネットストーカー予備群の症状は非常に多く、最近ではSNSの投稿をしないようにする人が増えています。
友人だけが見れる設定なら安心だと思っていても、SNSで繋がっている友人がネットストーカーの加害者になることがあります。
SNSへの投稿を一切するなとは言いませんが、余計な投稿を減らすなどSNSの使い方には細心の注意を払いましょう。