【被害予防】タグ付けや名指し投稿をする際は事前に許可を取って欲しい旨を伝えておく
ネットいじめの被害予防では、無闇にSNSへ投稿しないことが望ましいです。
昨今ではロム専(見るだけ)のユーザーが増えていますが、自分ではなく友人の投稿をキッカケにトラブルへ発展するケースが増えています。
SNSのアクティブユーザーと交流がある人は、タグ付けや名指し投稿する際は事前に許可を取って欲しい旨を伝えておきましょう。
ソーハラが増加中
ソーハラとはソーシャルハラスメントの略で、SNSを活用した嫌がらせです。
無許可のタグ付けや名指し投稿、顔の写った写真や動画の公開をする行為もソーハラの一種に分類されています。
しかし、「ソーハラ」という言葉は未だに認知度が低く、悪意のない中でソーハラを繰り返している人が多いです。
「ソーハラだから、やめてね」などと伝えても、相手には意図が伝わらなかったり、なぜダメなのか理解されないことがあるので注意しましょう。
まずは、身近な友人・知人のSNS投稿をチェックして、自分以外でタグ付けや名指し投稿、
自分以外の顔が写った写真の投稿がないか確認しましょう。
危険性が高いと判断した際は、「SNSで見られたくない人と繋がっちゃったから、タグ付けや名指し投稿するときは確認を取ってね」などと伝えるようにしてください。
タグ付けは対策できる?
SNSのアクティブユーザーにタグ付けをやめるように伝えるのは気が引けるものです。
また、一緒に行動をしていなくても、共通の話題があった際などにタグ付けをされることがあります。
こうしたケースでも被害を最小限に抑えられるように、タグ付けされた投稿を自分の友達に対して非公開に設定することができます。
Facebookの場合は、設定から「タイムラインのコンテンツの共有範囲」を自分だけにすることで、
タグ付けされた投稿が身近な人(自分とSNSで繋がっている人)に見られるリスクを回避できます。
さらに、タグ付け行為を承認制にすることもできるので、タグ付けを絶対にされたくない人は、
「自分のタイムラインにコンテンツを追加できるユーザー」の設定から承認制にする設定にしておきましょう。
飲み会など交流があった際には口頭で伝えておくべき
SNSのアクティブユーザーであれば、飲み会など大勢で遊ぶイベントがあったら、SNSに投稿することを楽しみにしています。
メンバーのタグ付けをして投稿しようとした際に承認を求める画面が出てくると不快に感じられることがあります。
また、タグ付けを承認制にできるルールを知らず、タグ付けできない変わりに名前を載せられてしまう恐れがあります。
無断タグ付けしそうな人と交流する時は、承認制の設定で回避するだけではなく、事前に許可を取って欲しい旨を直接伝えておくようにしましょう。
人によっては、SNSの公開を制限しようとする行為そのものを良く思ってくれません。
SNSのアカウントを持っているのに閉鎖的な活動をしていることが理由でネットいじめのターゲットにされることもあります。
SNSのアクティブユーザーは、タグ付けや名指し投稿を嫌がる人の心理を理解していないことがあるので、
理由を添えて許可を取って欲しい旨を伝えるにしてください。